交響詩篇エウレカセブン 8

先週は個人的には傑作認定だったのだが、一般的には賛否があった模様。否定派の意見としてはドッキリ≒趣味の悪いイジメという見方による拒否反応と、タラタラやってないで本筋の話を進めろというのが多かったようにみえた。
肯定派の一人としては、これら二点のマイナスを上回るプラスを見出せたので、話全体としては楽しめた。それはゲッコーステイトはマトモな反政府集団だろうと根拠もなく考えていたこと、4クールあるからこのスロー展開もまだ許容範囲だからだと思う。自分は抱いていたこれらの考えがなければ確かに褒められたものではないかなと。
で、やっとこさ話が動いたといえるのか、ダーティなことをやって資金稼ぎのお話。ゲッコーステイトが軍と取引できるのは疑問符がつくが、広く賞金がかかったお尋ね者であり、多少の前科持ちの協力でもっても捕まえたい重要人物と考えればアリか?たとえそうだとしても非武装で潜伏してて、その上軍が自ら出てこないのは矛盾だし、度々軍と衝突して結構殺しまくってるっぽいゲッコーステイトと比してなお圧倒的に優先されるのも謎だ。
ひとつひとつのエピソードで、話全体の進行よりもキャラ描写中心なのは相変わらずなので伏線回収はなくむしろ増える。とりあえず、ゲッコーステイト実行部隊はヤンチャとはいえ非武装のおばちゃんもスムーズに捕縛できる程度の錬度もないのを露呈。まだまだ反政府組織としての場数は少ないといえそう。
今回追加の伏線として改編の進む軍組織に、ゲッコーステイトよりも軍に重要視されてる反政府集団認定のボダラク登場。宗教集団っぽいわけだが、その独自教義の中に世界の根幹に触れるものがあったりするのかね。ボダラクとその聖地はホランドやタルホにとって縁浅からぬ場所らしい。タルホの反応を考えるあたり姉貴ないし親父との絡みだろうか。特に姉の方は浮世離れしてた感もあるしボダラクに通じてたっぽい。