バジリスク 12

今回は大半がマンガにはない追加エピソードで思いのほか話が進まなかった。今日角川文庫の甲賀忍法帖が届いたのだが、本編は5から319ページで終わってた。まだ読破してないが戦闘描写の簡潔さが目立つ。マンガにしてもアニメにしても元の尺がこれだけのものをここまで無駄が少なく伸ばせるのは凄いと思う(特にマンガの方)。
蛍火のマンガでの萌えっぷりは指しゃぶりで極まったが、アニメはここでも回想でヒトヤマ入れてきてよろしかった。夜叉丸に不戦の約定を肯定する台詞を喋らせたのは好感触。劇中だと殺った殺られたの心配しなくていい状態を良しとしない奴が多すぎるので、バランスをとってくれて納得しやすい。この回想の追加で、それでもなお状況ではなく個人に対して憤りを示す蛍火の心情の悲惨さが強調されると思う。

つり橋効果+母性本能で思慕を抱きつつある朱絹を、他の女の事熱く語り出す天然振りでかわす小四郎がまっこと情けない。何でもラジリスクによると早水さんもそのウブっぷりに軽くムカついたらしい。で、ここで触れられたアニメのオリジナル要素である弦之介の笛は後々効いてくるのかね。

夜だったり、日中でも雨が強かったりで暗くて見難いシーンが多いバジリスクだが、来週は晴れた昼の明いシーンが見れそう。おかげで予告が結構眩しかった。いよいよ天膳様の方向性が定まる話っぽいし期待。