コードギアス 反逆のルルーシュ 6

大分遅れたけども感想。
相変わらずスタッフの技巧の高さが目立った感じ。スザクが学園で受け入れられるという地味に収まりがちな話をコメディで盛り上げつつ、本筋に関わるっぽい情報や、主人公の今までにない一面等もしっかり散らしてきた。今まで見た色んな作品においては、こういう位置づけの回では面白さを出せなかった構成、脚本が多かったので素直に感心。
序盤から相変わらず若本皇帝の「計画」とかクロヴィスの描いた絵の中にルルーシュ親子とかイレブンに異常に怯えるニーナとか伏線がいい感じに張られてて興味、集中が持続する。

ルルーシュがオレンジ作戦においてスザクを助けたかった理由は多分に「友人だから」で済む模様。目的のために手段を選べない非常さが強調されている中で数少ない年相応な一面の描写がよろしかった。
で、コメディ部門は方々で語られているのと同じく楽しめた。ルルーシュの「包囲作戦が出来たのに」とかカレンの「これだからブリタニアって」発言は笑いをとりながらキャラの性格や信条が垣間見えていい感じ。さらにランスロット連れての宿探し。「ナンバーズはだめ」って何かと思った。最初はナイトメアにランスロット以外の円卓の騎士シリーズが存在していてそれを指すのかと思ったんだが、イレブン等の被占領民をそう呼ぶ設定な模様。イレブンの機体に携わる事を嫌ったということかね。
最後に若本皇帝の演説。98代って誰から数えてるんだろ。以前大英帝国云々とか感想に書いたがブリタニアって名前からしブリテン島に発祥があるのは当たり前なのな。お恥ずかしい。OPには出ていた第二だか第一皇子が一瞬登場。民主主義のEUやら赤っぽい中華連邦が存在するらしい。民主主義の衆愚化や、共産主義悪平等の一面は確かなものだが、貴族主義の機会の不平等が招く社会的損失も大したモノなのは明確だがそこのところはスルー。突っ込み入れたそうなルルーシュ映して終了と。
コーネリアはまだ活躍してほしいので存命願う。