コードギアス 反逆のルルーシュ 22

溜まってる分は追々書くとして。

一期終盤、大いに盛り上がってきた。
何とも喪失感のある展開。一人撃ち殺してなお「日本人を殺せ」のギアスから開放されない以上、日本人の完全殲滅の厳命なわけだから、ユーフェミアの人格は徹底的に蹂躙された。ここ数話で持ち上げてきたキャラを肉体的に殺すよりもさらに深く叩き落としたわけで、見事さにちょっと呆然としてしまった。



ユーフェミアの日本人殲滅の大号令に対するニーナ・アインシュタインの反応も地味に楽しみ。愛するユーフェミアのおそらく遺言に対して日本人を何らかの確かな理由で病的に嫌悪し恐怖しているニーナさんは核開発で応えてくれたりしそうでワクワク。



一話目のルルーシュと同じ様にC.C.の幻視を見たスザクのギアス開眼はあるのかね。あと接触の際に見せられたイメージの中の物憂げなマリアンヌはスザクだと接点がないだろうし、C.C.の記憶から流れたものなんだろうが、何れにしても意味深。



今回の超展開への大ボスと中ボスの反応も対比して描いていて感心した。狂ったように哄笑し「あやつ、やりおったか」と叫ぶ親父に対して、愕然と「何だ、これは」と呟く兄貴。
(モブでは出ていたが)一期終盤に満を持して本格登場し、物語本筋の裏設定への精通ぶりや、お抱えチーム開発の新型兵器の凄まじさや、他人が嬉々として、あるいは気づかないままに自分に利するよう誘導する能力等を見せつけていたシュナイゼルだったが、若本皇帝は更に格上な存在だとしっかり伝わった。
皇帝の台詞からしてゼロがルルーシュであり、ギアス能力者だというのも知っているっぽい。「全ては掌の上」感がひしひしと。この事態は掌からちょっとこぼれたような内容で嬉しかったんだろうけど。


ダールトンに仕込んだであろうギアスとか、誰がユーフェミアをとりあえず止める(殺す)のかとか思いつくだけでも次回の展開が楽しみだ。