コードギアス 反逆のルルーシュR2 6

スザクの罠はロロのギアスで切り抜ける。さらには先週で触れられていた弱点が時間制限だとおそらく露呈。「他人違いと言い張ってスザクを誤魔化す」という大方の予想を裏切らない展開ながら「お前だけには嘘はつかない」というナナリーへの誓いを死守するためにわざわざロロのギアスまで使うというのが盲点だった。あとはスザクがナナリーへどう説明しているかが疑問の残る点。今回のルルーシュの反応で、ナナリー自身も疑惑を持つ内容な様だし。

そして待望のロイド、意味わからん踊りと共に登場。スザクと同じく第二皇子直属から皇帝直属に栄進。となればハドロン砲、フロートシステム搭載のモルドレッドやトリスタン等のラウンズ専用機もやはりロイド開発なんだろう。シュナイゼルは自分が抱えてた貴重で優秀な人材を親父に取られたわけだが、何を見返りに貰っているんだろうか。

そして天子登場。わずかな時間でその傀儡ぶりをアピール。説明は無かったが一緒に居たガオハイと同じ服装で睾丸無い様な喋りの二人も大宦官だろうし、その実権の掌握振りもアピールされていた。


今週は終始、ルルーシュのナナリー祭り。
ナナリーの為の反逆であり、黒の騎士団であり、ゼロであると叫ぶ。単身敵の母艦に乗り込む。なのにナナリーの意思を尊重して奪取をためらって失敗。ランスロットに抱かれて嬉しそうに連れられていく姿を見て落胆、絶叫。次回予告では引きずりまくって意気消沈。お決まりの前作の説明の意もあってかやたら強調していてもはやギャグの域。おかげで仙波は戦死で、千葉や朝比奈も大ピンチでヒヤヒヤしたし。

ギャグといえばV.V.に若本皇帝が幼いと喋らせるのも結構なものだった。親殺しに続いて神殺しもキャラの台詞で明言され、皇帝にV.V.を「兄さん」と語らせたり、ファンタジー部分のお話もちょろっと。通算30話近く消化しているが、ここまでギアスやC.C.等のファンタジーネタは殆ど明かしていない。それでも物語としては面白く出来てるわけで、これらを今後どう明かしていくかは腕の見せ所だと思う。明かし方によっては娯楽完成度のマイナスになるだろうし。

そして充実のナイトメア戦。ヴィンセント@ギルフォード&ラウンズ3機VS紅蓮弐式&月下。前作に引き続きカレンの飛べないコンプレックスが炸裂し、藤堂こそ撃墜を免れたが、四聖剣搭乗の月下が容易くラウンズに屠られ、新型機投入済みのブリタニアに対して黒の騎士団の戦力の低さを強調。
そのため、ラクシャータ登場後の紅蓮パワーアップからの奮闘がカタルシス増大で流石の展開。先週期待したOP登場の新型が早くも登場して大活躍。名前は参でも改でもなく紅蓮可翔式だった。空中合体時のメッセージ日本語の羅列だったり「敵が、どれだけいようと」「やれる!この紅蓮可翔式なら」等の叫びアツい。
ノリノリで新兵器説明するラクシャータに対して、自慢の3機に向かってくる紅蓮に対するロイドのリアクションの変化も面白かった。見下ろしつつ余裕の「へえー」から驚愕の「ええっ?」から終には頭抱えての「うぎゃー(聞くだけだと全くわからんが字幕ではこれだった)」と多彩で素敵。


また一人落とされて着々と減るグラストンナイツも哀愁。いい加減ギルフォードはダールトンだけでなくその養子たちまでも殺されまくっている事に思う所は無いのだろうか。


ラウンズのジルが発言する「あの」オレンジってのはどういうニュアンスなんだろう。改造済みのジークハルトに乗ったオレンジの戦力を評してなのか、ネタキャラとしてなのか、それとも素のナイトメア乗りとしての実力が思いの外評価されているのか。

今後は藤堂、朝比奈、千葉搭乗の斬月、暁の逆襲が楽しみ。