コードギアス 反逆のルルーシュR2 14

やっぱり先週分。

冒頭マリアンヌとシャルル、C.C.とV.V.の過去シーン。シャルルにV.V.との契約「神を殺し世界の嘘を壊す」を語らせる。若き日のマリアンヌの髪型がアーニャに似てるのは伏線なのかが気になった。また、OPでシャルルとV.V.と一緒にいるシーンが入れられているし、マリアンヌも神殺しの協力者なのだろう事も匂わせてる感じ。

いよいよファンタジー要素である「ギアス」や「神殺し」の説明が本格的に始まる様子。ファンタジーな力を活用し、またそれに翻弄もされる愛憎群像劇で成長物語であるこの作品が、ファンタジーの理由説明によって娯楽要素を損なわないか心配ではある。

シャーリー死んだ後どう動くかと思ったルルーシュはギアス教団殲滅作戦遂行。あとC.C.はまた内なるマリアンヌとおしゃべりしてた模様。


ロロもC.C.も自分を慕うかつての身内を殺し殺される殲滅作戦。このテの悲壮感はC.C.はマオのあたりで既出だが、ロロに関しては保身の為のイッパイイッパイで、その上尽くしても報われない事が明白で悲壮だった。

ジェレミアのこのクライマックス的局面での機体がサザーランドなのがDS版のゲームを思い出して笑えたが、十分やれていてまた株を上げていた。暁だとブリタニアとは違うラクシャータ式の操縦席なのであえてサザーランドなんだろうが。

今回中ボスっぽく敗北したV.V.。やたらとマリアンヌにこだわっていたその真意は次回のC.C.が語るには「マリアンヌが好きだったから」先週視聴段階ではシャルルを奪われた嫉妬かと思ったが逆の嫉妬だったのか。両面があるんだろうけど。

で、今回のテーマ「嘘」だらけ。シャルルに対するV.V.の嘘。カレンにとナナリーの互いの素性に関する嘘など。許さない奴と許す奴がいたわけだが今後も継続するテーマなんだろう。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 13

遅れたけど先週分。

各隊員ステータス画面。玉城のあんまりな無能さとカレンの戦闘力、忠誠心MAXに対して知性カリスマの無さっぷりが笑えた。意外だがまあ納得なのは総合力で二聖剣が玉城を除く初期メンバー生き残りに負けているのと、カグヤのディートハルト並の知性の高さ。

シャーリー退場。イマイチ記憶が戻ってからの動揺から決意、行動の気持ちの流れが性急で丁寧さに欠けて、ユーフェミアの時のような喪失感は無かった。
地雷を踏まれて思わず殺っちゃったロロはボロ雑巾確定か。どう始末されるのか興味深いところ。
あとジェレミアのギアスキャンセル後はカウントがリセットされるという重要設定が何気に明かされてた。

そして何よりもジェレミア。ピクチャードラマやLOST COLORSで描かれていたマリアンヌへの想いの裏設定は忘れられていなかった。改造後失われていた知性もむしろ改造前よりも復活している感じ。「私には理由がある〜」から「イエス。ユアマジェスティ。」の件は、R2での再登場時にゼロの正体を知っている事を明かして以来、期待していたシチュエーションそのものだったので大いにテンションが上がった。ディスターバーを止めた時に反撃されなかったのが意外ではあったけど。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 新OP雑感

曲は思いの外ゆっくりしたテンポで、対決とか決着というよりは円満や和解というイメージか。

ちゃんとシャーリーが外されていて哀愁な割に新キャラのカットは無し。その代わり新型ナイトメアのカットは数点あった。ゼロのポージングから蜃気楼、神虎、に続いて出てきた機体はアンノウン。ブリタニアのフロートユニットではなく、飛翔滑走翼をつけたトリスタンの改良型な模様。そして暁直参、斬月、モルドレッド、ロロの滑走翼つけたヴィンセントと続いて、背景が転じて紅蓮聖天八極式とランスロットアルビオン登場。飛行ユニットの形状が似通っていて対になっての登場でロイド作かつカレンの黒の騎士団敵対展開を明白に示唆。

さらに蜃気楼からヴィンセントまでが騎士団サイドの機体で、紅蓮とランスロットブリタニアサイドの機体という解釈も成り立ちそう。となればここ数話の展開で大いに予想されたカレンとアーニャのシャッフルだけでなく、ジノの騎士団側への参加も大いに考えられそう。
それにしてもジノとアーニャは今回かなり扱いが目立つようになった。OP冒頭で物憂げにジノ、カレン、アーニャ、ニーナの順で登場し、カレンから始まったキャラの連続カットではアーニャは扱いが大きく、ジノにいたってはシメを任された上に殆どのキャラが最後には笑顔を浮かべていたのに笑顔から決意への表情という差別化。アーニャに比べて割とノーマークだったがジノも重要な役割らしい。

最初の発言まで焦らされまくった忍のメイドはワンカットだけど存在をアピール。はんぎゃく日記第90回もあわせて聞いておくとなお笑える。

さらに格上げとしてはシュナイゼル。ゼロと対峙する存在として描かれ、しかもシャルルの下という扱いでも無さそう。シャルルとルルーシュに並ぶ物語のプレイヤーとなるのか。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 12


ミレイ卒業により、今度こそ最後になるかもしれない学園お祭り騒ぎ。ちらちら見えてたミレイのルルーシュへの想いと学園でのモラトリアムに決着。このタイミングで学園を離れるのはギアスキャンセラーとの遭遇を回避する意図もあるんだろう。となるとやはりアッシュフォード家からの展開がまた遠のきそうでどうなるやら。

天然で忍の家系の37代目である咲世子の円滑な人間関係のためのスケジュールが女心わからな過ぎかつ体力無しルルーシュに高すぎるハードルで笑えた。人間関係に支障きたし過ぎ。また把握するルルーシュのキャラクター像が何気にヒドイ。さらには修羅場にてC.C.にすがろうとするルルーシュの情けなさが拍車。

期待していたアーニャの掘り下げは触り程度でまだまだこれからの模様。しかしルルーシュの「自分は庶民だし他人違いだ」という返答は、写真の子供が皇子だと説明も受けていないのに知っていると言ってるわけで、割とマズいと思う。

そしてナイトオブワンとブリタニア皇子皇女の会議にて中華連邦崩壊カウントダウン。ここでも白眉っぷりを見せつけるシュナイゼル。今回から登場したコーネリアもその存在感について触れられていた。ギアスを暴きユーフェミアの名誉を回復するために暗躍しているらしい。
というか、ここではよく知った声である野神奈々が聞こえたのが一番驚いた。彼女クラスのキャリアだとダメ音感があっさり反応してしまう。幻惑隊とか生徒のモブとかでも喋ってたな。赤白杏奈はキャスト見てからでないとわからなったけど。

忍の業を存分に発揮するルルーシュが面白すぎた。咲世子は未だにミレイを様付けで呼んだり、わざわざ一言残しに出て来たりと恩義的なものはある感じ。モルドレッド出してくるアーニャもさすがピンク髪のダウナー系な非常識ぶり。何気にルルーシュが二人いた事に気付いている点も次回以降重要か。

そしてオレンジの能力ギアスキャンセル発動。この時のフラッシュバックで疑問であった生徒会メンバーの記憶操作も皇帝自ら行った事が確定。ルルーシュ=ゼロを思い出し、ナナリー=ルルーシュの妹を思い出したシャーリーの今後に期待。あと、キャンセルによって限度回数はリセットされるのか否か。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 11

今作品ではOPのマイナーチェンジは無い模様。既にFLOWとALI PROJECTの第2クールOPとEDが控えているし。

早速前回の引きの解答提示。方々で予想されていたが咲世子の変装だった。そして11話にして初めて新井里美がR2出演。モブすらなかった徹底放置ぶりにもついに終止符。咲世子はナナリーの事もおそらく覚えているし、黒の騎士団に密かに入団していた経緯や動機も今後描写してくれる事に期待。
早速人間関係円滑にやり過ぎて問題おこしてたり、次回予告で大活躍し過ぎてたりで美味しそう。


ラウンズ&大宦官対黒の騎士団&クーデター軍の攻防。
流石にここでは二聖剣もちゃんと活躍してくれて一安心。
やはり神虎@シンクーはラウンズと互角の戦力で圧倒するまでには至らない模様。
戦力を投入したいタイミングで自ら貴重な暁直参仕様(しかも二聖剣とは違う個別色)を駆って出ると言うC.C.と、それが当たり前として受け入れられているのが割と驚いた。ガウェイン乗ってたのも伊達じゃなかったらしい。また、周りの女に確実に甘くなっていくルルーシュが見もの。
大宦官のステレオタイプな腐った支配者台詞を受け、蜃気楼がシンクーと天子の危機をインターセプトしてからの大逆転は安心して見れる実に王道な展開でよろしかった。前回は空振ったが、今回は大好きな台詞である「戦術ではなく戦略」も決まってご満悦。

そしてアーニャ絡みの伏線が追加。ルルーシュ、スザクに次いでC.C.と干渉。さらにフラッシュバックがマリアンヌ親子とシャルルという内容でC.C.も「そういうことだったのか」ともらしたりと思わせぶりすぎ。小説版のアリエス宮での場面といい、我らのゴトゥーザ様は超重要キャラ確定な模様。昔のマリアンヌと髪型が一緒なのも理由ありそうだし。

天子をどうするかについてのシーン。
シンクーと天子を見つめるそれぞれの表情が細かく違って良かった。カグヤは順当としても、頬を染めて見入る千葉、目を細めて見守るC.C.とラクシャータは意外で面白い。
また、婚姻相手に玉城は流石に非道すぎると思った。さらに玉城の事も重要と抜かして逃げる情けなさと見破るC.C.の画の芝居が絶妙。訳わからんポージングからも健在。カレンに渇入れされ、生徒会メンバーに触発されて以降、方向性が大分変わったおかげで、シンクーとは良い関係を築けた模様。対して、蔑ろにされがちなディートハルトが今後どうなるか期待。

次回はもうないだろうとも思われた学園のお祭り騒ぎでアーニャ、ジノを掘り下げるようなので大いに楽しみ。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 10

今回も更新されないOPにションボリ。

ゼロの横槍のおかげでシンクー達のクーデター失敗。藤堂の斬月はHPの紹介文通りランスロットに渡り合ってくれて安心した。逃亡するトレーラーが目指すのは神根島的なC.C.とギアス縁の地な感じ。
今回も地味にその存在意義を示すカグヤは天子懐柔に役割を果たす。

そして今回のメインテーマは「ルルーシュ並みの知性とスザクに匹敵する戦闘能力を有す傑物」であるシンクーのご紹介。神虎を駆っては千葉の暁を蹴散らし、ミスった紅蓮可翔を捕らえ、斬月も釘付けにする大活躍。さらには知略戦においてもルルーシュに読み勝ってみせる。でも死期は近い模様。

捕らわれたカレンに対するルルーシュの反応と判断は劇中のC.C.と同様に、割と意外で肯定できるものだった。この辺りの仲間に変化は今後も継続していくのだろう。

アーニャの伏線始動。ルルーシュ皇子を知っていて、アッシュフォード学園副会長との関連に気付いた模様。小説の情報を加えて考えるなら、あの画像は本国で親しかったナナリーから仕入れたっぽいし、そうなると、ナナリーやスザクとの関係等の色々深い情報まですぐに到達しそう。

また、小説にはミレイもナナリーがルルーシュの妹であった事は忘れていると明記があった。しかし、実家が後ろ盾していたマリアンヌが産んだ兄妹の存在や、ランペルージと名乗る兄弟を何故学園に住まわせている理由の記憶がどうなっているのかは大いに不明。実家から指摘されて記憶が戻るという事態を防ぐ何かしらの措置が取られているのだろうか。

毎回恒例となった引きのサプライズ。次回のタネ明かしに期待したい。

コードギアス 反逆のルルーシュR2 9

休み明け待望の放送。期待していたOPの更新は無し。

暁、斬月、到着で藤堂と二聖剣の逆襲への期待が高まる。あと、もう一つ違うナイトメアの頭部が映っていたがあれがR2におけるゼロ専用機の蜃気楼なのだろう。
ガウェインのシステム移植したという斑鳩も気になる所だがその活躍は来週見られそう。

今回もシュナイゼルは白眉っぷりを存分にアピールして、政略結婚を仕掛けてゼロの中華連邦亡命を一気にひっくり返す。
その対策を想定していたが相手の対応が早くて後手にまわり、チェスでは試合は引き分けだが勝ちを譲る一手への反応で見透かされる。これらの描写でルルーシュシュナイゼルの知略の差が、現在は拮抗しているが、いまだシュナイゼルの方が上手というのもわかりやすかった。


そして狂気をふりまくニーナ・アインシュタインと内省はじめるミレイ・アッシュフォード。
アインシュタインアトミックボムは黒の騎士団はもちろん、劇中でシュナイゼルチームとロイド、セシル以外は皇帝すら知らない可能性がある切り札だろうし、どう使ってくるか楽しみな伏線のひとつ。
また、前から注目しているもうひとつの伏線である、アッシュフォード家がいよいよ何かありそう。前回の感想ではアッシュフォード家からの大きな展開は無いかもと書いたわけだが、今回を見るとその印象も覆る。

ルルーシュの嫁争いでは、お約束をしっかり消化するカレン、C.C.に対して大いに遅れるもカグヤはちゃんと目立って存在アピール。スザクとの対峙におけるターンや表情がキャッチーだった。

シンクーはその行動原理の根幹を露呈。苦しむ民の為に崩れた体制と専横を覆すべく準備を進めるも、かつて命を救ってくれた天子の願いである外の世界を見せる事を優先。つまりはロリコン。ナナリーの住みやすい世界をつくるついでに日本開放してブリタニアを叩きたいシスコンのゼロと同じなわけだ。
大儀名文掲げて式に突入し、葛藤を抱きながらも大活躍。そして天子の意思確認をして覚悟完了の流れは大いに燃えた。そこでインターセプトしやがったゼロも役割を全うしてて流石。

最後に待望の全力オレンジ参上。数秒だけの登場だが発言、佇まい共に流石の存在感。神根島を守るべく機体を与えられて調整中な模様。やはりジノの「あのオレンジ」発言は改造後のギガフォートレス乗りのジェレミアを指していた感じ。
そして、ルルーシュ=ゼロを把握している一人に昇格していたのも見逃せない事実。マリアンヌ殺害事件の警備担当であり、皇族殺しを防げなかった事に大いに挫折し後悔を抱いているという設定を絡められるのか興味あるところ。改造に伴ってすっかり忘れててたりもしそうだし。